君の名は8回目/美しい災害の理由etc
約2ヶ月ぶりに観てきました(・v・´)
何度見ても新たな発見が…!(以下ネタバレ祭)
◇高山ラーメン・吉野さんの軽トラが冒頭の演説会場に停まってた!糸守出身とは言ってたけど、普通にあの時まで住んでたのか~しかもトシキファン!
◇廃部室に、あまちゃん的な海女ぬいぐるみがぶら下がってたw
たしかに2013年には放映してたけど、ずいぶん前に廃部になってた部室に(笑) 熱烈な朝ドラファンが日常的にあの部室に侵入して使ってたんですな… てっしー?( ̄▽ ̄)アフロピカチューも
◇デート中に瀧が見入った写真展「郷愁」の「飛騨」コーナー、
4・6・8・6・4枚で、総数38枚っぽかった。みつはだー
◇糸守での時間から3年後と8年後で、これもみつはなのかも
ただの語呂遊びにも見えるけど、タイトル通り、
名前をとても大事にした作品なのでたぶん遊びじゃない細工に思えた
◆隠れテーマ「陰と陽」
(瀧のTシャツ「HALF MOON」・ジャンパーの対極図っぽい天地マーク・町長室「陽と陰」・彗星シーンの目まぐるしい月の満ち欠けetc)
洞窟で瀧が見た情景の通り
彗星は龍で男性性(陽)を担っていて、そこから分かれた隕石が
地球(女性性・陰)に落ちたことで受精卵になって三葉(糸守・宮水)が誕生するわけで
数百人が亡くなるようなひどい破局を、
どうして「美しい」「この上ない幸せといえるでしょう」等、
大災害ながらも果てしなく美しいものとして描いてたか分からずにいたのですが、
女性にとっての受精と同じように
地球にとっては「侵入」で「穢れ」だけど
同時に「誕生」をもたらすものだから、美しいものとして描かれたんだなーと
糸守湖も宮水神社も糸守町も、
隕石によって誕生したものでしたけん。
◆組紐がずっと「結び」のキーアイテムで、
それがあるから一度こぼれた記憶を取り戻したり、相手の存在に気付いたり出来てたのだけど、
なんでラストの三葉はマジックを見ただけで取り戻せたのだろう?と思いましたけんど
そもそもばーちゃんが「人と糸の間に感情が流れだす」と言ってた通り
想いを紡いで残した、想いの結晶としての結び(組紐)だったので、
その想いを直接刻んで伝えようとしたあの三文字は、
十分組紐以上の役目を果たすものだったんだなーと思ったのでした。
うむ。
◆陽と陰に関連して、「左右」にも注目してみたら、
三葉(陰)は陰である"右"を、瀧は陽である"左"を、
あちこちの場面で体現してたわけで
特に、三葉が瀧に会いに行ったときは右振り返りで右手で組紐を渡すわけですが
瀧はラストシーンで初めて受け身でない、自分から声をかけての左振り返りで終わるわけで
あ、二人はここで初めて「出会った」んだ、と改めて思ったのでありました。
美しい!
◆序盤からとことん伏線やフラグをばらまくキーキャラぶりを見せた末に、
クライマックスでいきなりモブキャラと化す「意外に普通のこと言うばーちゃん」が愛おしくてたまらないのですがw
一緒に観た友達と「ジブリの老女だったら絶対行動してるね!」
「自分が主役になって解決してる」「違いないww」と話して盛り上がりました( ̄∀ ̄)v
瀧三葉「このままじゃ…みんな死ぬ!」
→「30秒で支度しな!」「シャールルよもっと低く飛びな!!」「どうしたんだいまーるで戦だよ!」「最ッ後のチャンスだすり抜けながらかっされえええ!!」「みつはーーーー」「たきくーーーーん」ガシッッ ダダダダダダダダダダダダー♪♪
町長「ティアマトは何をしている!?」「煙幕か…!!」
婆「"三葉"か…贅沢な名だね。今日からおまえは"三"だ!分かったかい!? サン!!」
瀧「サーーーーーン!!」
三「アシタカーーーーー!!!」
◆たたら製鉄/飛騨金山/隕石中心部・直径40メートルの鉄塊/金属的インパクト音etc、
隕石に関しては「鉄」(金属?)もあきらかに隠れテーマで、
その理由が今まで分からずにいたのですが…
鉄って、地球が出来た頃に無数の隕石によって大量に供給されたことで、
地球の生物にとって不可欠な存在になってたんですな。
生命維持(鉄分)にも、有害な宇宙線の遮断(地磁気&オゾン層形成)にも。
いろんなものがやっと見えてきた8回目でしたー!
陽と陰、右と左は、次もっと意識して観る!
↓ 君の名は系ワイTweets( ˘ω˘)♡